【FINAL / DAY2総評】女子はFLOWLISH GUNMAが3度目の挑戦で初の頂点に。男子はSHINAGAWA CITYが初優勝
2026年2月23日
当協会 (JBA) が主催する「第11回 3×3 日本選手権大会」のファイナルが、2 月22日 (日) に横浜 BUNTAI (神奈川県横浜市) で最終日を迎えました。この日は男女の準決勝・決勝が行われ、男子はチーム設立 1 年目の SHINAGAWA CITY (茨城) が初優勝を飾り、#13 小澤崚選手が MVP に。女子は FLOWLISH GUNMA (群馬) が 3 度目の挑戦で初の頂点に立ち、カナダ人の #77 サイシャ・グランアレン選手が MVP に選出。男女ともに 3×3 の各国代表チームで活躍する選手が選ばれる印象的な大会になりました。
女子 MVP のグランアレン選手「日本でプレーできたことは最高」
DAY 2 を振り返りましょう。女子の準決勝第 1 試合では FLOWLISH GUNMA が givers (神奈川) に対して、序盤から196㎝の高さを誇るグランアレン選手を起点に 8-2 と先行します。ファウルを重ねてフリースローを与え、残り 4 分過ぎには 13-11 と肉薄される場面もありましたが、#3 髙橋芙由子選手や #8 井齋沙耶選手の得点で 21-14 と引き直して決勝へ。
第 2 試合では、交代メンバー無しの 3 人で大会に臨んでいる UENOHARA SUNRISE (山梨) が MAURICE LACROIX (茨城) と対戦。序盤から両チームともに固いディフェンスでロースコアの展開になります。しかし、UENOHARA SUNRISE は #9 吉武忍選手が連戦の疲れを感じさせない果敢なドライブを決めてリードを奪い、12-8 で相手を振り切って決勝に駒を進めました。
迎えた女子決勝では、一昨年は準決勝敗退、昨年は決勝で涙をのんだ FLOWLISH GUNMA が立ち上がりから強さを発揮します。グランアレン選手がインサイドで得点を重ね、髙橋選手や #1 横井美沙選手の 2 ポイントシュートもヒット。内外角から攻撃を仕掛けます。UENOHARA SUNRISE も吉武選手、#33 遠藤 桐選手、#17 田中真琴選手が奮闘しましたが 3 人での快進撃もここまで。21-12 で FLOWLISH GUNMA に歓喜の輪が生まれました。
(写真は決勝 / FLOWLISH GUNMA #3 髙橋芙由子選手)
表彰式ではこれまで、悔しい思いをしてきた髙橋選手に笑みがこぼれます。マイクを握ると「優勝したのが初めてで、何を言えばいいのか分からないのですけど本当に嬉しいです」とコメント。今大会に出場したチームにリスペクトも込めて「みんなと競い合うなかで優勝できたことは、自分たちの自信にしていきたいと思います。これからも日本を引っ張るチームでいたいと思います」と喜びを語りました。
そして、MVP を受賞したのはグランアレン選手です。彼女は 3×3 カナダ代表の選手であり、昨秋には女子の 3×3 世界No.1 を決める「FIBA 3×3 ウーマンズシリーズ 上海ファイナル」で母国の優勝に貢献し、MVP に選ばれた実力者でもあります。日本でもチームを頂点に導く活躍を見せましたが、表彰式では髙橋選手ら仲間たちを称えました。
「国際的なアスリートとして活動できることは本当に幸運なことですし、日本でプレーできたことは最高でした。この国のバスケットボールへのサポートは素晴らしいです。本当に素晴らしいチームで、みんなが私を信頼してくれています。MVP は最高のご褒美ですが、チームが一番大事ですね」
(3 度目の正直で頂点に上り詰めた FLOWLISH GUNMA)
男子MVPの小澤選手「本当にチーム力で勝った」
一方、男子も熱戦続きでした。準決勝第 1 試合では ZETHREE ISHIKAWA (石川) と UTSUNOMIYA BREX.EXE (栃木) が手に汗握る攻防を繰り広げたなか、21-17 で UTSUNOMIYA BREX.EXE に軍配が上がりました。堅守を発揮して劣勢を跳ね返し、#13 グリフィン・ビュワー選手、#33 クーリバリ ソロモン選手らのオフェンスで逆転して準決勝を突破します。
第 2 試合では、SHINAGAWA CITY が NARA GREAT BUDDHERS (岡山) に対して、20-14 で地力の差を見せました。NARA GREAT BUDDHERS の #3 藤高宗一郎選手や #7 山中将輝選手に活躍を許して、残り 4 分過ぎまで互角の展開になりましたが、チームの我慢が実ります。2 ポイントシュートが決まらないなかでも小澤選手と #10 サマルジッチ・ドゥサン選手が好連携を見せ、#2 鈴木颯選手がチームを助けました。
そして、UTSUNOMIYA BREX.EXE と SHINAGAWA CITY の決勝は、18-17 で SHINAGAWA CITY が勝利をもぎ取りました。#91 落合知也選手が先制点を挙げ、小澤選手はシュートが不調ながらドライブに切り替えて攻撃をけん引。さらに残り 4 分を切って遂に長距離砲が火を噴き、勝ち越しもマーク。サマルジッチ選手が残り2.5秒から逆転を狙った相手のショットを阻んで、初の頂点に立ちました。
(写真は決勝 / SHINAGAWA CITY #2 鈴木颯選手)
MVP には 2 年連続で小澤選手が選ばれましたが、表彰式では「結果的に僕が MVP を取りましたが、本当にチーム力で勝ったと思っています」と強調。その後「初日からシュートタッチは苦しみました」と明かしましたが「自分がトライしている 1 点を取ることを意識的にできたのが良かった」とも振り返りました。3×3 日本代表でも中心選手であり、2 ポイントシュートが武器でありますが、それだけに留まらないプレーができたことは確かな収穫になります。
また、チームの大黒柱で、長年にわたり 3×3 をけん引してきた 落合選手にとって、日本選手権のタイトル獲得は初めてのこと。今大会に臨む前には B.LEAGUE の所属先で試合にも出場していただけに、タフな日程も乗り越えました。彼は「決勝まで来て勝てなかったことが多かったので、絶対に今回は勝ちたいという強い気持ちを持って臨みました」と明かしてくれました。
(創立初年度で優勝を果たした SHINAGAWA CITY)
SHINAGAWA CITY、FLOWLISH GUNMA の優勝で幕を閉じた第11回 3×3 日本選手権大会ファイナル。ですが、戦いは続きます。今大会の結果により、SHINAGAWA CITY が 3×3 クラブ世界No.1を決めるツアー大会「2026 FIBA ワードツアー マスターズ アジア・オセアニア大陸予選大会」への出場権を獲得し、女子優勝の FLOWLISH GUNMA が「2026 FIBA 3×3 ウーマンズシリーズ」への出場権を獲得しました。
また、今大会に出場した選手は、4 月にシンガポールで開催されるアジアNo.1決定戦「FIBA 3×3 アジアカップ 2026」に向けた 3×3 日本代表候補の選出対象にもなっています。世界へ羽ばたく選手たちへ、引き続きご声援をよろしくお願いいたします。
【大会最終結果】
男子優勝 SHINAGAWA CITY (茨城) *初優勝
女子優勝 FLOWLISH GUNMA (群馬) *初優勝
※男子優勝チームには 「2026 FIBA WT Masters アジア・オセアニア大陸予選大会」の出場権を付与。
※女子優勝チームには 「2026 FIBA 3×3 Women‘s Series」の出場権を付与。
男子MVP:小澤 崚 (オザワ リョウ / SHINAGAWA CITY #13) ※ 2 大会連続 2 回目
※小澤選手は、前回大会 「ALPHAS」 所属にて初受賞
女子MVP:Saicha Grant-Allen (サイシャ・グランアレン/ FLOWLISH GUNMA #77) ※初受賞

【結果一覧】
https://3x3japanchampionships2026.japanbasketball.jp/schedule-fin_men/
